港区芝　芝公園・赤羽橋の歯医者・歯科|エミルデンタルクリニック芝

こんにちは！

港区芝の歯医者【エミルデンタルクリニック芝】です。

 

小児矯正は、歯の状態によっては6歳というかなり早い年齢から治療を開始します。
歯列矯正は大人になってから行う方も一定数います。
そこまで早く治療を始める必要があるのかと、疑問に感じる方も多いでしょう。

そこで今回は、早く治療を始めるからこそ得られるメリットを3つ紹介します。
また小児矯正という少し費用がする治療を、お得に受けられる「医療費控除」についても解説します。ぜひチェックしてみてください。

1.小児矯正は医療費控除を受けられる？

医療費控除とは、一年間に支払った医療費が一定額を超えると、その医療費を基に決められた金額分の所得控除を受けられる制度のことです。
この医療費控除は、小児矯正でも受けられるのでしょうか。

一般的に歯の治療に関して「容貌を美化するため」に掛かった医療費は、医療費控除の対象にはなりません。
しかし歯列矯正を受ける人の年齢や矯正の目的などを考慮して、歯列矯正が健康を守るために必要だと認められた場合のみ、対象になります。
とくに小さな子どもの成長に関わるような「不正咬合（ふせいこうごう）」は、医療費控除の対象になりやすいのです。

医療費控除を受けると、一般的な歯列矯正よりも安く治療を受けられます。
小児矯正を行うメリットのひとつであると言えるでしょう。

2.一期治療のメリット3選

まず子どもの矯正時期には、永久歯が生えそろう前に行う「一期治療」と、永久歯が生え変わってから行う「二期治療」の2種類があります。
今回は永久歯が生えそろう前の、6歳～小学生高学年までに行われる「一期治療」のメリットを紹介していきましょう。

2-1.メリット①あごの成長をコントロールできる

あごの成長は、成人になると止まってしまうと言われています。
そのため成人後に歯列矯正を行う際は、抜歯や手術（外科矯正）など、大がかりな処置が必要になることもあります。

一方あごの成長途中に始める一期治療では、あごの成長をコントロールしながら治療を行います。
あごの骨を拡げることで、歯をきれいに並べるスペースを作るため、抜歯や手術になる可能性を下げる事が出来ます。

大人になるとあごの骨を拡げにくく、安定もしにくいのです。
骨が成長する前の、早い年齢だからこそできる治療法だと言えるでしょう。

2-2.メリット②将来的に矯正治療をするときの負担が少ない

小児矯正を受けていても、歯が予想以上に大きく成長するなどのさまざまな理由から、再び矯正治療が必要になる場合もあります。
先ほど述べたように、大人の歯列矯正には抜歯や手術が必要となる事があります。

ところが子どものうちに一度歯列矯正をしておくと、抜歯をせずに矯正治療を行える可能性が高いのです。
ポイントはあごが適切に成長できているという点にあります。
抜歯は歯をきれいに並べるスペースを作るために行うものです。
一期治療であごを拡げておくと、スペースを作るために抜歯をする必要がなくなります。

将来的に歯列矯正を行うことになっても、比較的小さな負担で済ませられるのです。
これは一期治療を受けることにおける、主なメリットと言えるでしょう。

2-3.メリット③治療を早く始めると改善しやすいケースも

小児矯正には、治療を早く始めることで「改善がしやすい」というメリットを持つケースがあります。

 

・反対咬合（はんたいこうごう）：
「受け口」「しゃくれ」とも呼ばれるケースです。下あごの歯が上あごの歯よりも、前に出てきている状態を指します。

 

・交叉咬合（こうさこうごう）：
「すれ違い咬合」「クロスバイト」とも呼ばれるケースで、歯の何本かが交叉している状態を指します。
顔が歪み、片方のあごだけに負担がかかる原因になるものです。

・叢生（そうせい）：
あごと歯の大きさが合わず、歯並びがデコボコしている状態を指します。
歯がみがきにくいため、放置すると虫歯のリスクが高まります。

・萌出不全（ほうしゅつふぜん）：
乳歯がなかなか抜けずに残っている、永久歯が生えてこない状態です。

 

これらのケースはあごの骨ができあがってしまうと、改善が難しくなるため、早めの矯正をおすすめします。
また「健康を阻害する」という、医療費控除の条件をクリアできる可能性もあるでしょう。
子どもの健康を守るために、もしかしたらと感じたら一度、歯科医に相談してみてください。

3.まとめ

今回は早い年齢で小児矯正を行うメリットについて、詳しくご紹介しました。
再発する可能性も考慮すると、つい「もう少し大きくなってから治療を受けさせればよいかな」と、考えてしまう方も多いでしょう。
早い年齢で一期治療を受けることは、その後の歯列矯正への準備になります。
将来的に歯列矯正を受ける方ほど、一期治療を受けておいて損はないのです。

早い段階で治療を開始できるとはいえ、6歳という年齢は歯科医院に苦手意識を持っている子も多いでしょう。
港区芝の歯医者【エミルデンタルクリニック芝】では、子どもが怖がらず治療を受けられるように、さまざまな工夫をしております。
早い年齢からの歯列矯正をご検討でしたら、ぜひとも一度ご相談くださいませ。スムーズな治療をさせていただきます。

このブログを書いたのは、

【院長】

笠木　星児

【経歴】

島根県出身

昭和大学歯学部卒業（2011年）

東京医科大学病院　歯科口腔外科・矯正歯科　研修課程修了（2013年）

一ツ橋歯科クリニック勤務（千代田区）

【資格】

歯科医師

日本顎咬合学会　認定医

明海大学・朝日大学歯学部認定　歯科総合医　Excellent Clinician

マウスピース矯正「Smile TRU」認定医

【所属団体】

日本歯科医師会

東京都歯科医師会

港区芝歯科医師会

【所属学会】

日本顎咬合学会

日本歯周病学会

日本口腔インプラント学会