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港区芝 芝公園・赤羽橋の歯医者・歯科|エミルデンタルクリニック芝

【歯科衛生士が教える】子どもの仕上げ磨きは何歳まで?仕上げ磨きのコツと虫歯予防方法を詳しく解説!-エミルデンタルクリニック芝【公式】ブログ|港区芝の歯科医院

こんにちは!

港区芝の赤羽橋駅が最寄りの歯医者【エミルデンタルクリニック芝】です。

 

子どもの歯の健康管理は親としての重要な役割の一つです。
仕上げ磨きはどのくらいの年齢まで続けるべきか、正しい磨き方や虫歯予防の方法について知りたい方も多いでしょう。
本記事では、歯科衛生士の視点から、仕上げ磨きの重要性やコツ、そして虫歯予防の方法について詳しく解説します。

 

1.仕上げ磨きは何歳まで?


仕上げ磨きは一般的に、小学校高学年(11〜12歳)まで続けることが推奨されています。

1-1.小学校6年生までが目安
この時期まで仕上げ磨きを続ける理由は、子どもが自分で歯を磨く際に、まだ技術的に未熟であるためです。
特に奥歯や歯の裏側など、見えにくい部分の磨き残しが多くなります。
親が仕上げ磨きを行うことで、これらの部分をしっかりと清掃でき、虫歯予防に繋がります。

 

2.なぜ仕上げ磨きは小学6年生までなのか

 

2-1.永久歯が揃うタイミングであるため
子どもの仕上げ磨きを小学6年生まで行う理由について、一つは永久歯がおおよそ揃うタイミングであるためです。
通常、子どもは6歳頃から永久歯が生え始め、12歳頃までにほとんどの永久歯が生え揃います。
この時期は乳歯と永久歯が混在するため、特に丁寧な歯磨きが必要です。

2-2.乳歯と永久歯が混在している時期は磨きにくい
永久歯の生え始めは歯並びが不安定であり、歯と歯の隙間に汚れや食べかすが溜まりやすくなります。
また、永久歯は乳歯に比べて大きく、歯の表面も複雑な形状をしているため、子ども自身で十分に磨くのは難しいことが多いです。
したがって、この時期に保護者が仕上げ磨きを行うことで、虫歯や歯周病のリスクを大幅に減らすことができます。

 

3.仕上げ磨きの終了時期を見極めるポイント

基本的には小学校を卒業したタイミングで良いでしょう。
この年齢になると子どもの手先の器用さが向上し、自分で正しい歯磨きができるようになるため、仕上げ磨きを卒業する目安となります。
また「中学生になるからそろそろ仕上げ磨きも卒業しようか」といったような保護者の方の声かけも、子どもを成長させるきっかけになるかもしれません。
しかし、子どもの成長には個人差があるため、歯科医師・歯科衛生士と相談しながら適切なタイミングを見極めることが大切です。

 

4.仕上げ磨きのコツ

4-1.適切なブラシ選び
仕上げ磨きを行う際には、子どもの口に合った適切な歯ブラシを選ぶことが重要です。
子ども用の柔らかいブラシを使用し、小さなヘッドのものを選ぶと良いでしょう。

4-2.正しい姿勢と磨く順序
子どもを膝の上に座らせ、頭を安定させることで、仕上げ磨きがしやすくなります。
磨く順序は、保護者の方の中で決めていただくと、磨き残しを防ぐことができます。

4-3.力加減の注意
強く磨きすぎると歯ぐきを傷つける可能性があるため、優しい力加減で磨くことが大切です。
指先の感覚を使って、軽い力でブラシを動かすように心がけましょう。

 

5.虫歯予防の方法

5-1.フッ素の活用
フッ素は歯を強くし、虫歯の進行を防ぐ効果があります。
フッ素配合の歯磨き粉やフッ素洗口液を使用することで、虫歯予防に効果的です。
また、定期的に歯科医院でフッ素塗布を受けることもおすすめです。

5-2.バランスの良い食事
食事の内容も虫歯予防に大きく影響します。
糖分の多い食べ物や飲み物は控えめにし、バランスの良い食事を心がけましょう。
特に、食事の後にしっかりと歯を磨く習慣をつけることが大切です。

5-3.間食の管理

間食の頻度を減らし、食事と食事の間にしっかりと時間を空けることが虫歯予防に繋がります。
頻繁に食べ物を口にすることで、お口の中の酸性度が上がり、虫歯が発生しやすくなります。

 

6.定期検診の大切さ

最後に、定期的に歯科医院での検診を受けることの重要性についてお伝えします。
定期検診を受けることで、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療が可能となり、子どもの歯の健康を長く保つことができます。
また、プロフェッショナルなクリーニングを受けることで、家庭での歯磨きでは取り切れないプラークや歯石を除去することができます。
定期検診は、半年に一度を目安に行うと良いでしょう。
歯科医師・歯科衛生士からの指導を受けることで、正しい歯磨き方法や虫歯予防の知識をアップデートし、子どもの歯の健康を守るための最善の方法を学ぶことができます。

 

まとめ

仕上げ磨きは、子どもが小学校を卒業するまでを目安に続けることが推奨されます。
適切なブラシ選びや正しい磨き方、そして虫歯予防のためのフッ素の活用やバランスの良い食事が重要です。
さらに、定期検診を欠かさず受けることで、子どもの歯の健康を長く保つことができます。
親としての役割を果たし、子どもの歯の健康を守るために、日々のケアをしっかりと行いましょう。

このブログを書いたのは、

【院長】

笠木 星児

【経歴】

島根県出身

昭和大学歯学部卒業(2011年)

東京医科大学病院 歯科口腔外科・矯正歯科 研修課程修了(2013年)

一ツ橋歯科クリニック勤務(千代田区)

【資格】

歯科医師

日本顎咬合学会 認定医

明海大学・朝日大学歯学部認定 歯科総合医 Excellent Clinician

マウスピース矯正「Smile TRU」認定医

【所属団体】

日本歯科医師会

東京都歯科医師会

港区芝歯科医師会

【所属学会】

日本顎咬合学会

日本歯周病学会

日本口腔インプラント学会