審美歯科(セラミックの被せ物・詰め物)｜港区の歯医者エミルデンタルクリニック芝

セラミック治療の有用性

セラミック治療の有用性についてお伝えします。保険診療による銀歯の装着が決して悪いということではありません。しかし、銀歯と比較することで、よりご理解いただきやすいかと思いますので、比較しながら、ご説明させていただきます。

セラミックは虫歯の再発がしにくい

銀歯はとても硬く、保険適応のため、安価に治療をすることができます。しかしその一方で、金属のため、食事をする時に熱いものや冷たいものを飲んだり食べたりすると、そういった環境下における影響で、金属が伸び縮みを行なってしまい、隙間が空いてしまいます。 ほとんどの場合がその隙間からの虫歯になっています。研究によると銀歯によって治療した歯の約7割ほどが3年以内に歯と詰め物の間に隙間が出来てしまうことが報告されています。

それに対して、セラミックは天然歯に近い材料な上、からだに優しい特性があります。天然歯と同じように伸び縮みすることで、歯と歯の間に隙間ができてしまったり、治療した箇所が、ふとした瞬間に取れてしまったりすることが少なくなります。また、セラミックは、歯と馴染みの良い接着剤を使用し、一体化させることにより歯の隙間からの細菌の侵入を防ぐので、虫歯の再発のリスクを抑えることができます。

セラミックは汚れがつきにくい

銀歯は経年劣化すると金属が溶け出し、歯茎が黒くなってしまう原因になってしまいます。金属ですので、噛めば噛むほど変形します。また、保険が適応できるプラスチック製の歯は、表面が非常に傷つきやすくなり、また、汚れもつきやすいです。 劣化により銀歯に汚れが付いてしまったり、隙間に食べ物が挟まったりしてしまいます。

セラミックは天然歯に近い素材なので、噛み合うことによって歯を傷つけてしまうことも少なくなります。歯の表面も滑らかになりますので、汚れの付着を防ぎ、且つ、お口の中の清潔を保ってくれます。表面がツルツルなものとザラザラなものとでは汚れの付きやすさ、虫歯にさらされる環境が大きく異なり、 さらには歯周病を悪化させてしまう一因にもなってきてしまします。

金属アレルギーにならない

銀歯は金属アレルギーの方には適さないケースが多くあります。銀歯は唾液により目には見えない大きさで溶けております。これを金属イオンといいます。
この金属イオンが原因で人によっては金属アレルギーを引き起こしてしまう可能性があります。これは、金属イオンを体内で異物と判断されるため過剰な反応が起こってしまうためです。慢性的な口内炎や歯茎の炎症を起こして、口腔環境を悪くしてしまうケースもあります。
口の中の異常だけでなく、手足などの体の末端で皮膚症状が出たり、体全身への影響も報告されています。特に、銀歯に含まれる「パラジウム」という物質はアレルギーを起こしやすく、パラジウムに対してアレルギー反応を持つ人は100人中20〜30人ほどいると言われています。欧米諸国ではパラジウムの安全性が疑われており、禁止されています。その点金属を使用しないセラミックは、金属アレルギーの方にも安心しておすすめすることが出来ます。これらは「メタルフリー治療」と呼ばれる治療への取り組みです。