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こんにちは!
港区芝の芝公園駅が最寄りの歯医者【エミルデンタルクリニック芝】です。
患者様から時々、「電動歯ブラシを使っているけど、いまいち綺麗に磨けている気がしない」「おすすめの歯ブラシ教えてください!」などとお尋ねされます。
歯磨きは私たちの口腔衛生において重要な習慣です。
しかし、歯ブラシの選択は思った以上に難しいものです。
特に、電動歯ブラシと普通の歯ブラシとの間で迷っている方々も多いのではないでしょうか?
本記事では、プラーク除去率と虫歯予防の観点から、どちらがおすすめなのかを考察していきます。
1.電動歯ブラシがおすすめな人
a.手の動きが制限されている方:
高齢者や障害を持つ人にとって、歯磨きは難しい場合があります。
電動歯ブラシは、手の動きが制限されている人でも楽に使えます。
b.時間に制約のある方:
忙しい日常生活を送っている人にとって、歯磨きに時間を使うことは難しいかもしれません。
電動歯ブラシは、一定の時間で効果的に歯磨きができるため、時間に制約のある人にとっては便利です。
c.プラーク除去を重視する方:
電動歯ブラシは、ブラシの回転や振動によって、より効果的にプラークを除去することができます。
プラーク除去が重要な方にとって、電動歯ブラシはおすすめです。
d.正しいブラッシング動作を学ぶのが難しい方:
正しいブラッシング動作を学ぶことは重要ですが、実際には難しい場合があります。
電動歯ブラシは、ブラシの動きが自動的に行われるため、正しいブラッシング動作を学ぶ必要がありません。
以上のような理由から、手の動きが制限されている人や時間に制約のある人、プラーク除去を重視する方、正しいブラッシング動作を学ぶのが難しい人、子供や若い子どもを持つ親、歯科医師や歯磨きに関心のある人にとっては、電動歯ブラシがおすすめです。
電動歯ブラシは効果的で使いやすく、良い口腔衛生習慣をサポートしてくれます。
2.普通の歯ブラシがおすすめな人
a.歯の状態が良く、プラーク除去が十分にできる人:
歯の表面に重度のプラークがついていないうちは、普通の歯ブラシでも十分なプラーク除去が可能です。
歯ブラシの毛先をしっかりと歯と歯ぐきの境目にあてて適切な角度で磨くことで、十分な除去が期待できます。
b.手の動きが自由な方:
歯磨きは丁寧に行う必要がありますので自分の手の動きに制約がある方には向いていません。
普通の歯ブラシを使用することで、自分の手の動きや力加減を自由に調節することができます。
c.経済的な面を重視する方:
電動歯ブラシは初期投資がそれなりにかかるため、経済的な面を考えると不向きです。
普通の歯ブラシは比較的安価で入手しやすく、毛先の摩耗などの使用期間が経つときは簡単に交換することができます。
d.環境に配慮している方:
電動歯ブラシには電池や充電器が必要となり、定期的に電池の交換や充電が必要です。
そのため、普通の歯ブラシに比べて環境への負荷が大きくなる可能性があります。
普通の歯ブラシは使い捨て可能なものもあり、廃棄物の生成を抑えることができます。
e.子供や歯磨きの初心者:
電動歯ブラシは振動や音が強くなることがあり、子供や歯磨きの初心者にとっては抵抗感を抱くことがあります。
普通の歯ブラシは柔らかい毛や小さなサイズのものがあり、初めての歯磨きにおすすめです。
以上が普通の歯ブラシの方が向いている人の特徴です。
ただし、最終的な選択は自分自身の歯の状態や個人の好みによって決めるべきです。
定期的な歯科検診と歯科医師のアドバイスも参考にしながら、自分にとって最適な歯ブラシを選ぶことが大切です。
3.それぞれのプラーク除去率について
a.電動歯ブラシ
電動歯ブラシは、回転や振動などの動作で歯を激しく刺激します。
この刺激により、プラークや歯垢を効果的に取り除くことができます。
また、電動歯ブラシはブラシの動きを一定に保つことができるため、均一なプラーク除去が可能です。
さらに、一般的な電動歯ブラシにはタイマーが付いており、2分間の定期的な歯磨きをサポートしてくれるのも魅力の一つです。
b.普通の歯ブラシ
普通の歯ブラシは、手動でブラシを動かすタイプです。
ブラシの動かし方や圧力によってプラーク除去率が左右されるため、技術や磨き方によっては十分な除去率が得られないこともあります。
しかし、正しい方法で使用すれば、普通の歯ブラシでもプラーク除去率は高めることができます。
4.虫歯予防の観点から
a.電動歯ブラシ
電動歯ブラシは、高いプラーク除去率によって虫歯予防に効果を発揮します。
特に、難しい箇所や隅々の歯磨きにおいて、手動の歯ブラシよりも優れた効果を示すことが多いです。
また、タイマーが付いていることで、適切な歯磨き時間を確保し、しっかりとケアすることができます。
b.普通の歯ブラシ
普通の歯ブラシは、正しい磨き方と適切な力加減で使用すれば、十分な虫歯予防効果を得ることができます。
手動の歯ブラシは、磨き残しのない均一な磨き方が必要ですが、慣れてくると効果的な歯ブラシとして機能します。
また、個別のブラシの選択肢も豊富であるため、自分に合ったものを選ぶことができます。
まとめ
電動歯ブラシと普通の歯ブラシの特徴やプラーク除去率などをお伝えしました。
患者様の中にはどちらを使おうか迷っている方もいるのではないでしょうか。
当院歯科衛生士が患者様の口腔内に合わせておすすめのものをご案内します。
お気軽にご相談ください。
このブログを書いたのは、
【院長】
笠木 星児
【経歴】
島根県出身
昭和大学歯学部卒業(2011年)
東京医科大学病院 歯科口腔外科・矯正歯科 研修課程修了(2013年)
一ツ橋歯科クリニック勤務(千代田区)
【資格】
歯科医師
日本顎咬合学会 認定医
明海大学・朝日大学歯学部認定 歯科総合医 Excellent Clinician
マウスピース矯正「Smile TRU」認定医
【所属団体】
日本歯科医師会
東京都歯科医師会
港区芝歯科医師会
【所属学会】
日本顎咬合学会
日本歯周病学会
日本口腔インプラント学会