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港区芝 芝公園・赤羽橋の歯医者・歯科|エミルデンタルクリニック芝

インプラントとはどういうものなのか?歴史や種類について詳しくご紹介-エミルデンタルクリニック芝【公式】ブログ|港区芝の歯科医院

こんにちは!

港区にある歯医者【エミルデンタル クリニック芝】です。

 

歯科治療の一種として近年増えてきているインプラント治療。
名称は聞いたことがあっても、実際に受けたことはないという方も多いでしょう。
そこで今回はインプラントとはどういうものなのか、その歴史や天然歯との違いなどをご紹介いたします。

 

 

1.インプラントとは

インプラントとは、歯を失ってしまった場合の治療法の中で、入れ歯やブリッジに次ぐ3つ目の手段として登場したものです。
人工の材料(インプラント)を使って失われてしまった歯を補います。

インプラントは、3つのパーツによって構成されており、組み合わせることで天然歯の代わりとなります。
構造及びパーツの詳細は以下のとおりです。

1-1.インプラント体(人工歯根部)

インプラント体は、重要な支柱の役割を果たします。顎骨に埋め込むことによって、人工歯をしっかりと固定するのです。
主に、チタンあるいはチタン合金が用いられており、直径は約4〜5mmで長さは6~18mmとなります。必ずこのインプラント体をベースに人工の歯が作られるいうのが特徴です。

1-2.アバットメント(支台部)

アバットメントとは、土台であるインプラント体と表面となる人口歯を結びつける役割のあるパーツです。
インプラント体と同様に、チタンやチタン合金が主な素材となりますが、ジルコニアなどが用いられることもあります。
人工歯を直接インプラント体に取り付けることはできないため、欠かすことのできないパーツです。

1-3.上部構造(人工歯)

いわゆる歯の部分にあたるのが上部構造です。見た目が極めて天然歯に近くなります。
素材としてはレジンやセラミック、金合金などさまざまなバリエーションが存在しています。
天然歯と同じか、それ以上に丈夫な素材でできており、まるで天然歯かのような違和感のない見た目と耐久性が特徴です。

2.インプラント治療の歴史とは

インプラントの歴史ですが、多くの方が最近になってできたものと思っているかもしれません。
しかし、一般的に使用され始めたのは1960年代頃で、起源としては紀元前にまで遡ります。
まさかと思われるかもしれませんが、チタンやチタン合金など現在で主に用いられている素材ではなく、
人工物を埋め込むというインプラントの定義においてはそれほど昔から行われてきた手法なのです。

インプラントの歴史において、重要となるのが「チタン」の存在。
現在インプラント治療がこれほどまでに一般的になっているのは、チタンのおかげといっても過言ではありません。
1952年にスウェーデンのブローネマルクという博士が、チタンが骨に結合するという特性を発見しました。
それ以降、深く研究を重ねた結果として、1965年にブローネマルク・システムを確立させます。
これをターニングポイントに、インプラント治療は一般的に行われるようになっていったのです。

その後もインプラント治療は、進化を遂げていきます。
元々は、機能面を重要視して始めた治療法でしたが、歯は見た目も重要であることから審美的な側面も重視されていきます。
そして現在では、機能面と審美的側面を兼ね備えたインプラント治療が主流となっているのです。

3.インプラントと天然歯の違いとは

インプラントと天然歯には違いがあることは理解されているかもしれません。
しかし、具体的にどのような違いがあるのかについてはご存じない方も多いでしょう。
インプラントと天然歯の代表的な違いは以下のとおりです。

3-1.歯根膜の有無

歯根膜というのは、物を噛んだ際に生じる衝撃を吸収するクッション材のような役割を果たしているものです。
天然歯には、この歯根膜がありますので、噛んだ際の衝撃は抑えられています。
インプラントには、歯根膜はないため、顎の骨に対して衝撃がダイレクトで伝わる形になるのです。
そのため噛み合わせがとても大切になります。

3-2.血液供給の有無

通常の天然歯ですと、歯肉と歯槽骨と歯根膜の3経路により、血液が供給されています。
血液供給により、白血球の働きで細菌による炎症の悪化を防いでいるのです。
インプラントには歯根膜がないため、ひとつ少ない2経路での血液供給となります。
天然歯のときよりも若干抵抗力が低くなります。

3-3.細菌の侵入可否

天然歯の場合は、細菌が侵入しにくい構造になっています。
しかし、インプラントには歯肉との間に隙間がありますので、細菌の侵入が可能となっています。

天然歯にできていることが、インプラントではできない場合が多々あります。
しかし、適切なメンテナンスを行うことで、その差を補うことが可能です。
そもそも歯を失った際の治療法ですので、限りなく天然歯を再現可能というのは大きな特徴となります。

4.まとめ

歯を失ってしまった際の治療にはいくつかの種類があります。
その中でも、見た目や耐久性のことを考えるとインプラント治療が最適です。
見た目にも違和感がありませんので、治療したことを悟られたくないという方にもおすすめです。

 

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港区芝の歯医者【エミルデンタルクリニック芝】では、インプラント治療を行っております。
長期的な目線で、患者様にとって最適な治療を心がけています。
見た目はもちろんのこと、機能的にも評判のある治療です。
インプラント治療をしたことがないという方でも、ご安心いただけるようにサポートいたします。
ぜひお気軽にご相談ください。
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このブログを書いたのは、

【院長】

笠木 星児

【経歴】

島根県出身

昭和大学歯学部卒業(2011年)

東京医科大学病院 歯科口腔外科・矯正歯科 研修課程修了(2013年)

一ツ橋歯科クリニック勤務(千代田区)

【資格】

歯科医師

日本顎咬合学会 認定医

明海大学・朝日大学歯学部認定 歯科総合医 Excellent Clinician

マウスピース矯正「Smile TRU」認定医

【所属団体】

日本歯科医師会

東京都歯科医師会

港区芝歯科医師会

【所属学会】

日本顎咬合学会

日本歯周病学会

日本口腔インプラント学会