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子どもの歯が乳歯から永久歯に生え変わることによる違いや注意点-エミルデンタルクリニック芝【公式】ブログ|港区芝の歯科医院

こんにちは!

港区芝の芝公園駅が最寄りの歯医者【エミルデンタルクリニック芝】です。

 

子どもに最初に生える歯は、乳歯です。その後永久歯に生え変わることになりますが、乳歯と永久歯の違いをご存じない方は多いかと思います。
生え変わるタイミングで注意しなければならないこともいくつかあります。

そこで今回は、子どもの歯が乳歯から永久歯に生え変わることによる違いや、注意点などについてご紹介いたします。まだ子どもの歯が乳歯という方はぜひ参考にしてください。

1.子どもの乳歯と永久歯の違い

乳歯と永久歯は異なるものという認識があるかと思いますが、具体的にどのような違いがあるのかご存じない方は多いでしょう。
基本的な違いは以下の通りです。違いを知ることによって、虫歯などの予防に関する理解も深まります。

1-1.歯そのものの構造

乳歯と永久歯ですが、歯そのものの構造から異なっています。
エナメル質や象牙質などによって構成されているという点は共通していますが、その厚みは倍近く違います。
乳歯は一定期間で永久歯に生え変わりますので、そこまで耐久性が高くありません。
一方の永久歯はその後生涯使い続けていくことになる歯ですので、厚みがあり、耐久性が高くなっています。

1-2.本数やサイズ

本数に関しても乳歯と永久歯では異なります。乳歯の場合、歯の本数は20本です。
永久歯の本数は親知らずも含めると32本になりますので、その差は12本もあります。
また、1本のサイズに関しても違いがあり、永久歯は乳歯よりも大きいのです。

1-3.生え変わりの有無

乳歯は永久歯に生え変わります。
永久歯はその名の通り、永久的に使うため、一度生えたら生え変わることは決してありません。
その理由としては、顎が関係しています。子どもの顎は当然大人よりも小さいので、永久歯のサイズでは収まりきらなくなってしまいます。
そこで、顎が十分に成長するまではサイズの小さい乳歯が生え、顎の成長に合わせて永久歯にバトンタッチするような仕組みになっています。

2.乳歯から永久歯に生え変わる際の注意点

一般的には5歳半〜12歳を目安に乳歯から永久歯に生え変わりますが、その間に注意すべきポイントがいくつか存在します。
それは以下の3つです。

2-1.個人差がある

乳歯から永久歯への生え変わりですが、当然のことながら個人差があります。
たとえば女の子よりも男の子の方が遅い傾向にあったり、生え変わりのスピードが他の子どもと極端に違ったりすることもあります。

周囲の子どもとズレが生まれることで不安に感じる保護者の方もいらっしゃいますが、焦りは禁物です。
優しい目で見守りつつ、どうしても不安であれば小児歯科の先生に相談してみるといいでしょう。

2-2.第一大臼歯が重要

生え変わりは下の前歯から始まることが多いです。
そして徐々に本数が増えていきますが、それと並行して一番奥に生えている奥歯の後ろで新たに「第一大臼歯」という歯が生えてきます。
6歳頃に生えることが多いことから、「6歳臼歯」とも呼ばれています。

噛む力がとても強いということと、永久歯における歯並びに対して非常に影響を与える基本の歯であることが特徴です。
重要な歯ですので注意深く観察するようにしましょう。

2-3.歯磨きをしっかりと行う

生え変わりの時期はとくに念入りに歯磨きをしましょう。
永久歯は乳歯よりも耐久性に優れていますが、生え変わった直後はまだ本来の力を発揮できる状態ではありません。
虫歯になりやすい状態のため、丁寧な歯磨きによって虫歯にならないように心がけましょう。

3.乳歯の虫歯が永久歯に与える影響

生え変わりというのは、乳歯が一度抜けてそこへ新たに永久歯が生えることです。
つまり、乳歯そのものは抜け落ちてしまうことになります。
それをふまえると、乳歯と永久歯は互いが独立した存在のため、影響することなどないと思われている方も多いでしょう。
実際には影響を及ぼすことがあり、代表的なものとしては以下が挙げられます。

3-1.虫歯の連鎖

たとえば乳歯が虫歯になったとします。
そのまま永久歯に生え変わるとリセットされますが、実際には完全なリセットではないのです。
虫歯があった口腔内には虫歯菌が潜んでいるため、生え変わった永久歯まで虫歯にしてしまいかねません。
とくに生え変わり直後の永久歯にとっては大きな脅威となります。
乳歯が虫歯になると、永久歯まで虫歯になる確率が高まってしまいます。

3-2.歯並びの悪化

生え変わり次第では歯並びにまで影響することがあります。
たとえばすでに永久歯になっている歯の隣の乳歯が虫歯だったとします。
虫歯の影響でその乳歯を抜いてしまうと、抜けたことによる空間を埋めようという働きにより、永久歯がそのすき間を埋めてしまう恐れがあるのです。
そして最終的にバランスが取れなくなったことで歯並びが悪くなってしまいます。

4.まとめ

子どもの乳歯と永久歯ですが、実際に使用する期間が異なることにより、歯そのものの構造に違いがあります。
生え変わりの際は注意深くチェックするようにしましょう。
乳歯が虫歯状態だと、永久歯に生え変わっても虫歯になりやすくなるなどの影響が出ます。
よって、常に虫歯がない状態がベストです。

【エミルデンタルクリニック芝】は、虫歯予防が大切と考え、重点を置いています。
子どもの虫歯を予防することにより、乳歯のときはもちろん永久歯へ生え変わったあとも健康な歯を維持することにつながります。
お子さまの虫歯予防をお考えの方は、ぜひお気軽にお越しください。

このブログを書いたのは、

【院長】

笠木 星児

【経歴】

島根県出身

昭和大学歯学部卒業(2011年)

東京医科大学病院 歯科口腔外科・矯正歯科 研修課程修了(2013年)

一ツ橋歯科クリニック勤務(千代田区)

【資格】

歯科医師

日本顎咬合学会 認定医

明海大学・朝日大学歯学部認定 歯科総合医 Excellent Clinician

マウスピース矯正「Smile TRU」認定医

【所属団体】

日本歯科医師会

東京都歯科医師会

港区芝歯科医師会

【所属学会】

日本顎咬合学会

日本歯周病学会

日本口腔インプラント学会