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小児矯正にかかる期間はどのくらい?一期・二期ごとに詳しく解説!-エミルデンタルクリニック芝【公式】ブログ|港区芝の歯科医院

こんにちは!

港区の歯医者【エミルデンタルクリニック芝】です。

 

小児矯正で気になるのは、治療にかかる期間です。
治療中は定期的に歯科医院へ通院しなければならないため、子どもにも親にも負担がかかります。
治療を始める前にどのくらいの期間通院するのか、知っておきたいという方は多いでしょう。

今回は種類ごとの治療期間から、経過観察に必要な期間まで、細かく解説します。
小児矯正は治療にかかる期間に個人差があります。あくまで目安としてお役立てください。

1.小児矯正の種類

小児矯正は永久歯が生えそろう前の、「一期治療」があります。
また永久歯が生えそろった後の「二期治療」という、ふたつの期間に分けられています。
それぞれ治療の目的や方法などが異なるため、治療期間にも違いがあるのです。
まずは小児治療において重要な「一期治療」と「二期治療」について、以下で解説しましょう。

1-1.一期治療

永久歯が生えそろう前の時期に行う、治療のことを指します。
そのため一般的に6歳~小学校高学年の期間に、治療を行います。
あごの骨の成長を利用し、抜歯や手術をせずに治療を行うことが特徴です。

取り外しが可能なプレートと呼ばれる器具を使用して、あごを拡張。歯がきれいに生え揃うための土台作りや、スペースの確保を目的としている治療です。

小児矯正は早く始めればよいというわけではありません。
しかし骨に問題がある場合は、成長途中である早い段階で一期治療を行うことが有効です。
少しでも違和感を覚えるようであれば、早めに歯科医に相談することをおすすめします。

1-2.二期治療

永久歯が生えそろった後の時期に行う治療のことを指すものです。
一般的には、小学校高学年~中学生までの期間に治療をスタートします。
一期治療とは異なり、大人の歯列矯正と同じ装置を使用して治療を行うことが特徴。
ワイヤーを通すブランケットと呼ばれる器具や、マウスピースを装着します。

二期治療は歯並びを整えることを目的とし、細かく歯を動かして歯列を整えるものです。
そのため一期治療を行って事前に土台を整えておくと、抜歯をする可能性が低くなったり、治療にかかる期間を短縮できたりする場合があります。

2.治療にかかる具体的な期間は?

小児矯正では、歯の状態や子どもの年齢に合わせて治療にかかる期間も変わっていくものです。
基本的に一期治療では1~3年、二期治療では1~2年程度かかると言われています。
そのため一期治療・二期治療の両方を受けると、2~5年は治療のために器具を着用しなければなりません。

また治療期間が終わると、次に経過観察の期間に入ります。
一期治療後には、永久歯が生えそろうまで3~6ヶ月ごとに経過観察が必要です。
この経過観察の期間において、二期治療を行う必要がないと判断されると、一期治療のみで治療が終了する場合もあるのです。

同じく二期治療後にも、3~6ヶ月ごとに経過の観察を行います。
これは移動させた歯が落ち着くのを待つための期間で、最低でも4年はかかると言われています。

一期治療でも、歯の並びを整頓するだけであるなら、1年半と短い期間で治療が終了するでしょう。
しかしあご骨を拡げて悪癖を直すといった治療では、数年かかることもあります。
また二期治療後の経過観察においても、歯の状態に応じて何年も病院に通わなければならない場合もあるのです。

一期治療が終わるとすぐに二期治療が始まると考えがちなものの、実はちがいます。
歯の状態によっては、一期治療の終了後から数年待つ場合もあるのです。

このように小児矯正は、治療にかかる期間にかなり個人差のある治療だと言えるでしょう。
どのような治療計画で小児矯正を行うのか、医師とよく相談しながら進めることをおすすめします。

3.治療期間を長引かせないためにできること

先ほど述べたように、小児矯正には数年単位での治療が必要になることもあります。
長い期間治療を続けることは、親にとっても子どもにとっても負担です。
なるべく早く治療を終わらせたいと、考える方は多いでしょう。
以下では個人でできる、治療期間を長引かせないためにできることをふたつ紹介します。

3-1.歯磨きを丁寧に

治療期間中に心配なことは、虫歯です。
二期治療では取り外しのできない矯正装置を使用するため、普段よりも歯がみがきにくくなっています。
装置と歯の間に汚れが溜まって、虫歯になってしまうこともあるでしょう。
最悪の場合、矯正治療を中断することも考えられます。
治療期間中は、いつもより丁寧なはみがきを心がけましょう。

3-2.装置の着用時間を守る

一期治療で使用する矯正装置は、取り外しが可能なものも多いのです。
そのため「決められている着用時間が守れなかった」というケースも、よく見られます。
着用時間を守らないと、期待している効果が得られません。
治療期間を長引かせないためにも、着用時間を守るように気をつけましょう。

4.まとめ

小児矯正の治療にかかる期間には、かなり個人差があることは現状です。
それぞれの歯の状態によって、一年もかからずに治療が終わる場合もあれば、長引いて何年もかかってしまうこともあるのです。

子どもの歯並びについて疑問を感じたら、まずは歯科医に相談することをおすすめします。
港区の【エミルデンタルクリニック芝】では、カウンセリングにて治療方法や治療計画をしっかり相談したうえで、治療を開始します。

まずはお気軽にお問い合わせください。

 

このブログを書いたのは、

【院長】

笠木 星児

【経歴】

島根県出身

昭和大学歯学部卒業(2011年)

東京医科大学病院 歯科口腔外科・矯正歯科 研修課程修了(2013年)

一ツ橋歯科クリニック勤務(千代田区)

【資格】

歯科医師

日本顎咬合学会 認定医

明海大学・朝日大学歯学部認定 歯科総合医 Excellent Clinician

マウスピース矯正「Smile TRU」認定医

【所属団体】

日本歯科医師会

東京都歯科医師会

港区芝歯科医師会

【所属学会】

日本顎咬合学会

日本歯周病学会

日本口腔インプラント学会