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港区芝 芝公園・赤羽橋の歯医者・歯科|エミルデンタルクリニック芝

虫歯じゃないのに歯が痛い?考えられる理由とは-エミルデンタルクリニック芝【公式】ブログ|港区芝の歯科医院

こんにちは!

港区芝の芝公園駅が最寄りの歯医者【エミルデンタルクリニック芝】です。

歯の痛みは、虫歯が原因と考えがちですが、虫歯以外にもさまざまな理由で歯痛が生じることがあります。
以下では、虫歯以外で歯に痛みを感じる可能性のある原因について詳しく見ていきましょう。

 

1.歯ぎしり・食いしばり

現代社会におけるストレスは多くの健康問題を引き起こす要因となっており、歯ぎしりや食いしばりもその一つです。
これらは睡眠中に無意識に行われることが多く、起床時に顎の疲れや歯の痛みを感じることがあります。
歯ぎしりや食いしばりは、歯の表面に過度な力を加え、歯のエナメル質を磨耗させたり、歯の根元や歯茎に負担をかけたりすることで痛みを引き起こします。

【長期的な影響と対策】

長期間の歯ぎしりや食いしばりは、歯の摩耗や割れを引き起こし、歯の感受性を高める可能性があります。
対策としては、ナイトガードと呼ばれるマウスピースを装着することで、歯の保護が可能です。
また、ストレス管理を通じて、ご自身がリラックスできる方法を見つけることも重要です。

 

2.顎関節症

顎関節症は、顎の関節や筋肉に問題が生じることで、顎の痛みや不快感を引き起こす状態です。
これにより、顎を動かすときにクリック音がしたり、開閉が困難になったりすることがあります。
顎関節症は、歯への痛みを放射することがあり、特に奥歯に痛みを感じることが多いです。

【予防と治療法】

顎関節症の治療には、理学療法やマッサージ、場合によっては手術が含まれることがあります。
症状が軽度の場合、生活習慣の見直しやストレスの軽減によって改善が見られることもあります。

 

3.知覚過敏

知覚過敏は、歯の表面のエナメル質が薄くなることで、象牙質が露出し、温度変化や酸性の刺激に敏感になる状態です。
冷たい飲み物や甘い食べ物を摂取した際に突然の鋭い痛みを感じることがあります。

【対策と予防】

知覚過敏を防ぐためには、適切な歯磨き方法を実践することが重要です。
柔らかい歯ブラシを使い、過度な力を加えずに歯を磨くことでエナメル質の摩耗を防ぎます。
特に知覚過敏用の歯磨き粉を使用することで症状の緩和が期待できます。

 

4.食べ物が溜まることで起きる歯肉炎

歯が痛む原因が虫歯ではない場合、考えられる要因の一つとして歯と歯の間に食べかすが溜まり、それが原因で歯肉炎が起きていることがあります。
食べかすはプラークの元になり、細菌が繁殖する場を提供します。
この細菌が歯肉に炎症を引き起こし、歯茎が腫れたり出血したりすることがあります。
歯肉炎は初期の歯周病であり、早期に対処すれば改善が期待できるものの、放置すると歯周病が進行し、歯を支える骨が減少する恐れがあります。

【予防と対策】

日常的な歯磨きに加え、歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯と歯の間を清潔に保つことが重要です。
特に食後は、食べかすが残らないように注意深くケアすることが推奨されます。
また、定期的に歯科医院でプロフェッショナルクリーニングを受けることで、歯肉炎を予防し、健康な歯茎を維持することができます。

 

5.歯の根っこに膿が溜まる 歯根の感染症

歯の根っこに膿が溜まる状態は、歯の根管に感染が起きた結果として生じます。
この状態は歯根嚢胞や歯肉膿瘍とも呼ばれ、感染が広がると激しい痛みや腫れを伴います。
場合によっては、痛みが波のように強弱を繰り返しながら現れることがあります。

【治療方法】

歯根の感染症は、根管治療によって治療されることが一般的です。
この手技では、感染した組織を除去し、根管を清掃した後に密閉します。
早期の治療が重要であり、放置すると深刻な合併症を引き起こす可能性があります。

 

6.歯周病

歯周病は、歯茎や歯を支える骨に影響を与える感染症です。
初期段階では歯茎の腫れや出血が見られますが、進行すると歯を支える骨が溶け、歯がぐらつくことがあります。
歯周病による歯の痛みは、歯茎の炎症や骨の損失に伴って発生することが多いです。
特に、歯周ポケットが深くなると、食べ物が詰まりやすくなり、痛みを引き起こすことがあります。

【予防と治療法】

歯周病の予防には、日々の適切な口腔ケアが不可欠です。
歯磨きやデンタルフロスの使用により、歯茎の健康を維持することが大切です。
定期的な歯科検診も、歯周病を早期に発見し、治療するために役立ちます。
治療法としては、スケーリングやルートプレーニングといった歯石除去や、場合によっては抗生物質の投与が行われることがあります。
症状が進行している場合は、外科的な治療が必要になることもあります。

 

まとめ

虫歯以外にもさまざまな理由で歯の痛みが生じることがあります。
歯ぎしり・食いしばり、顎関節症、知覚過敏、歯の根っこの膿が溜まる感染症、歯周病など、それぞれの原因に対する理解を深め、適切な対応を取ることが大切です。

虫歯じゃないのに歯の痛みを感じた場合は、当院まで気兼ねなくご相談ください。

このブログを書いたのは、

【院長】

笠木 星児

【経歴】

島根県出身

昭和大学歯学部卒業(2011年)

東京医科大学病院 歯科口腔外科・矯正歯科 研修課程修了(2013年)

一ツ橋歯科クリニック勤務(千代田区)

【資格】

歯科医師

日本顎咬合学会 認定医

明海大学・朝日大学歯学部認定 歯科総合医 Excellent Clinician

マウスピース矯正「Smile TRU」認定医

【所属団体】

日本歯科医師会

東京都歯科医師会

港区芝歯科医師会

【所属学会】

日本顎咬合学会

日本歯周病学会

日本口腔インプラント学会