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子どもが虫歯になりやすいおやつとそうでないおやつとは?-エミルデンタルクリニック芝【公式】ブログ|港区芝の歯科医院

こんにちは!

港区芝の歯医者【エミルデンタルクリニック芝】です。

 

子どもの虫歯予防に関して、忘れてはならないのが「おやつ」の存在です。
糖分などを多く含むことから、虫歯を防ぐためにあまり与えないようにしている保護者の方も多いでしょう。

しかし、おやつは悪いものだと一概に決めつけるべきではありません。
おやつの中にも虫歯になりにくいものも存在します。
そこで今回は、子どもが虫歯になりやすいおやつとそうでないおやつをご紹介します。

1.子どもが虫歯になりやすいおやつの特徴

おやつにはさまざまな種類がありますので、どのおやつが虫歯になりやすいのかを知ることはとても大切です。
大きく分けて以下の3つです。

1-1.砂糖を多く含んでいるもの

虫歯になりやすいおやつとしてまず挙げられるのは、「砂糖を多く含んでいるもの」です。
砂糖の有無はとてもポイントとなる部分で、その理由はプラーク(歯垢)に含まれる細菌との関係にあります。

プラークの中には細菌が含まれています。
砂糖を摂取することで、その細菌が砂糖を分解し、酸へと変えてしまうのです。
酸は歯を溶かすので、その結果虫歯になってしまいます。
つまり、砂糖の量が多いほど、虫歯になる確率も高くなります。

1-2.歯にくっつきやすいもの

歯にくっつきやすいものも虫歯になりやすいおやつです。
歯にくっつくことで、おやつに含まれる砂糖が、プラークに触れている時間が長くなります。
その間、じわじわとプラーク内の細菌が砂糖を分解し続け、酸が歯を溶かしていってしまうのです。

1-3.口の中に長く残りやすいもの

口の中に長く残りやすいおやつも虫歯になりやすい特徴の一つです。
歯にくっつくものと同様に、口の中に長く残ることでプラーク内の細菌による酸生成が続く状態になってしまいます。

2.子どもが虫歯になりにくいおやつ

子どもが虫歯になりにくいおやつの特徴としては、虫歯になりやすい特徴に該当しないものとなります。
ここで理解していただきたいのが、「おやつ = お菓子」ではないということです。

おやつというと、ついついお菓子をイメージされる方が多く、実際にもおやつとしてお菓子を与えている保護者の方は多いでしょう。
しかし、おやつはおにぎりや果物など栄養を補うことが可能なものであれば何でもいいのです。

具体的に虫歯になりにくいおやつとして挙げられるのは以下となります。

2-1.おにぎりやパン

主食のイメージが強いおにぎりやパンですが、おやつとしてもおすすめです。
お菓子に比べて砂糖を含んでいないため、虫歯になりにくいのです。

菓子パンは砂糖を多く含むものもありますが、おやつとして与える場合には砂糖が少ないものをチョイスするといいでしょう。
間食として十分な量にすることで、満腹でご飯が食べられないようなことも避けられます。

2-2.ゼリーやプリン

ゼリーやプリンも虫歯になりにくいおやつです。砂糖を多く含んでいるものの、口の中に残りにくいという点がポイントです。
口に入れてもすぐにスルッと飲み込めますので、酸によって歯が溶かされる心配もそれほどありません。

2-3.みかんやバナナなどの果物

虫歯になりにくいおやつとして、果物もおすすめです。
糖分の高いものが多い印象もあるでしょうが、基本的には歯にくっつくことも、口の中に残ることも少ないというのがその理由です。
甘さを求めている子どもにぴったりですし、ビタミンなどの栄養もたっぷりです。
ただし、果物も果糖が含まれているので食べ過ぎには注意が必要です。

3.おやつの後の歯磨きが子供の歯を虫歯から守ります

おやつをできるだけ虫歯になりにくいものにしたとしても、結局のところ、歯磨きが不十分だと虫歯にはなってしまいます。
砂糖が一切含まれていないおやつはほとんどありません。

また、虫歯の原因となるものは、砂糖以外にも存在します。
もちろん虫歯になりやすいおやつに比べれば、そうでないおやつにすることは十分意味があります。
それで満足することなく、歯磨きによってさらに虫歯になりにくい状態を維持することが大切です。

はじめからしっかりと歯磨きができるケースは少ないでしょう。
子どもが歯磨きを嫌がるケースもありますので、思うようにいかないこともあります。
そこで大切なのが、「歯磨きの習慣をつける」ことです。
うまくいかなくても毎日習慣として取り組むことによって、子どもの意識も変わり、確実に虫歯予防に繋がります。

最終的に、子どもが自らの力だけでしっかりと歯磨きできるかどうかは、保護者の方の取り組みによって変わるでしょう。
食事の後は必ず歯磨きをするという習慣を意識することが、最大の虫歯予防の方法といっても過言ではありません。

4.まとめ

おやつは、必ず与えるべきものではないものの、成長のためには少なからず与えるべきものです。
適度に与えても虫歯にならないように考慮すれば全く問題はありません。
なるべく虫歯になりにくいおやつを優先的に与えつつ、食後の歯磨き習慣で虫歯予防に努めましょう。

港区芝の歯医者【エミルデンタルクリニック芝】は、虫歯にならないための受診を推奨しております。
子どもの歯がいつまでも健康であり続けるためには、予防が何よりも大切です。
虫歯チェックや治療だけでなく、ブラッシングのチェックなども行っておりますので、子どもの虫歯予防をお考えの方はお気軽にお越しください。

 

このブログを書いたのは、

【院長】

笠木 星児

【経歴】

島根県出身

昭和大学歯学部卒業(2011年)

東京医科大学病院 歯科口腔外科・矯正歯科 研修課程修了(2013年)

一ツ橋歯科クリニック勤務(千代田区)

【資格】

歯科医師

日本顎咬合学会 認定医

明海大学・朝日大学歯学部認定 歯科総合医 Excellent Clinician

マウスピース矯正「Smile TRU」認定医

【所属団体】

日本歯科医師会

東京都歯科医師会

港区芝歯科医師会

【所属学会】

日本顎咬合学会

日本歯周病学会

日本口腔インプラント学会